女性のためのクリティカル・シンキングとは?独学で学べる?

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クリティカル・シンキングという言葉を耳にしたことはありますか?

「クリティカル = 批判的」というと否定的な印象を受けるかもしれませんが、そのような意味合いではありません。
クリティカル・シンキングとは、単に物事を批判するのではなく、
あらゆる情報や状況を多角的に分析して、正しい判断を下すための思考法なのです。

わたしたち30代-40代の女性のキャリアや日常において、この思考法は特に重要になってきています。

それは、仕事やプライベートで忙しい日々の中で起こる様々な場面で的確な判断を行うためには、
感情に流されずに冷静に事実を基に考える力がより必要になってきているからです。

この記事では、クリティカル・シンキングを女性が学ぶべき理由と、
おすすめの入門書ご紹介していきますね!

目次

クリティカル・シンキングと女性のキャリアアップの関係性とは?


クリティカル・シンキングは、女性のキャリアアップにおいて強力な武器になります。

実際に私も感じていますが、現代の社会では女性が様々な役割を担当し、
キャリアや家庭の両立を求められる場面が増えています。

例えば、職場での問題解決や家庭での重要な判断であったり、あらゆるコミュニティでの判断においても、
批判的思考があることで、より正確かつ効率的な解決策を見つけることが可能です。

あえて批判的に物事を捉えて、課題の本質を見抜くクリティカル・シンキングは、
わたしたち女性が自信を持って自分の意見を表明して関係者をリードする際にも
非常に役立つスキルだと実感しています。

つまり、この思考法を身につけることで、
感情に左右されず冷静に物事を分析し、ベストな選択をする力が養われます。

だからこそ、今の女性にとってクリティカル・シンキングは不可欠なのです!

クリティカル・シンキングとロジカル・シンキングの違い

クリティカル・シンキングとロジカル・シンキングは、
しばしば混同されがちですが、実際には異なる思考法です。

ロジカル・シンキングは、
論理的に筋道を立てて物事を考える手法であり、具体的な結論を導くことに重点を置いています。

一方で、クリティカル・シンキングは、
その結論が本当に正しいかを疑い、他の視点からの検証を行うプロセスです。

つまり、ロジカルな思考の後に、クリティカルな視点を加えることで、
より客観的で信頼性のある判断が可能になるのです!

できることなら双方の思考法を活用できるといいですよね。

もう少しそれぞれの思考法について深堀してみましょう!

1. ロジカル・シンキングとは?

ロジカル・シンキング(論理的思考)は、
結論に至るまでのプロセスを論理的に整理して進める思考法です。


情報を整理して、一つ一つのステップを順序立てて考え、矛盾のない結論を導くことが重要です。

ここでは、ビジネスシーンでの例を挙げて
解説していきますね

例:プロジェクトの遅れの原因を分析する場面

  • スケジュールが遅れている理由を分析するため、まずはデータを整理します。
    • スタッフの人数、進捗状況、使用リソースなどの情報を集める。
    • 次に、スタッフの作業効率や外部要因(例えば、システムエラーや天候の影響)が遅れにどう関与しているかを整理し、原因を特定する。
    • 最終的に、解決策(人員の増員、スケジュールの再調整など)を論理的に提示して問題を解決します。

このように、事実に基づいて原因と結果の関係を論理的に導くのがロジカル・シンキングです。


2. クリティカル・シンキングとは?

クリティカル・シンキング(批判的思考)は、
論理的に導いた結論や前提が本当に正しいのか?という視点で再評価し、
あらゆる角度から疑問を持ちながら検証する思考法です。

見落としがないか、バイアスがかかっていないかなど、より広い視野で分析します。

例:プロジェクトの遅れの原因を再評価する場面

  • ロジカル・シンキングで特定した遅れの原因(人員不足や外部要因)は本当に唯一の原因か?と疑問を持ちます。
    • 他のスタッフの意見や新しいデータを集め、他の可能性を検討します(例えば、コミュニケーション不足やリーダーシップの問題はないか?)。
    • 異なる視点からも分析し、初期の判断や仮定にバイアスや見落としがなかったかを確認します。
    • 結果、より深い原因(例えば、チーム間の意思疎通の問題やリソースの使い方の非効率さ)を発見することがあります。

このように、導き出した結論を批判的に検証し、他の視点から見直すのがクリティカル・シンキングです。


3. ロジカル・シンキングとクリティカル・シンキングの違いを例えると

ロジカル・シンキングは「迷路を最短距離でゴールまで進むための地図を作る作業」です。

一方、クリティカル・シンキングは
その迷路の地図自体が正しいのか?他のゴールがあるのでは?」と疑問を投げかけるプロセスです。

クリティカル・シンキングスキルを鍛えるために読むべき本5選

そんな、強力な思考法、クリティカル・シンキングについて、
理解したり効果的に鍛えるための手軽でお勧めの独学方法としては、

王道ですが第一歩として、専門書籍を読むことです。

特に初心者の方や女性特有の視点で実践したい方にとって、
適切な書籍を選ぶことってとても重要だと思います。

ここでは、初心者の女性がクリティカル・シンキングを身につけやすい入門書を5冊厳選しました。

これらの本を読むことで、理論だけでなく実践的な思考法も理解でき、
日常や仕事の中で活用することができるようになると思いますので、ぜひ、参考にしてくださいね!

毎月最低でも5冊は書籍を読むようにしている、
私厳選の5冊です!

おすすめのクリティカル・シンキング本5選

  1. 悩む力 天才にすら勝てる考え方「クリティカル・シンキング」』DAIGO (著)
  2. グロービスMBAクリティカル・シンキング』グロービス経営大学院 (著)
  3. クリティカルシンキング 入門篇: あなたの思考をガイドする40の原則』E.B.ゼックミスタ(著)
  4. 入社1年目で知っておきたい クリティカルシンキングの教科書』山中 英嗣 (著)
  5. 実践型クリティカルシンキング』佐々木裕子 (著)

①悩む力 天才にすら勝てる考え方「クリティカル・シンキング」


メンタリストDaiGoさんが初めてクリティカル・シンキングに焦点を当てたこの書籍は、
彼の独特な視点を通して、私たちが日常で「悩む」ことが実は大きな力になることを教えてくれます。

この本は、クリティカル・シンキングという堅苦しいイメージの思考法を、誰にでも実践できる形で解説しており、
読み進めるだけで日常の小さな決断にもこの思考法を取り入れることができるようになります。

特に、女性が仕事や人間関係で感じる悩みに対して「どうしてこうなるのだろう?」という問いを立てることで問題を深掘りして、解決に向けた行動を導き出すプロセスがわかりやすく書かれています。

DaiGoさんの軽快な語り口が、難しい概念も柔らかく解きほぐしてくれるので、初心者にもおすすめです。
読了後には、ただ悩むのではなく悩みをクリティカル・シンキングで力に変える方法を身につけることができますよ。

②グロービスMBAクリティカル・シンキング

「グロービスMBAクリティカル・シンキング」は、
クリティカル・シンキングをビジネスの現場で即座に使える実践的なスキルとして体系化した一冊です。

この本が優れているのは、理論だけでなく具体的なビジネスケースを通してどう実践すべきかを詳しく解説している点。MBAの教材としても使われるほど、内容の信頼性と実践力が高く、
クリティカル・シンキングを使って問題を的確に捉える力が身に着けられると思います。

特に、女性がキャリアを積んでいく中で求められる「多様な視点を理解し、適切な判断を下す力」は、この本で身に付けることができます。
リーダーシップの発揮やマネジメントを目指す女性にとって、自信を持って決断できる力を育むための必読書だと感じました。
日常の様々な行動における判断時にも応用できる、すぐに使えるテクニックが満載です!

③クリティカルシンキング 入門篇: あなたの思考をガイドする40の原則  著

クリティカル・シンキングを本格的に学びたい方にとって、
「どこから始めればよいか?」という疑問を解消してくれる一冊が『クリティカルシンキング 入門篇』です。
この本は、思考を的確に鍛えるための40の原則をガイドとして提供していて、初心者でも無理なく進められる内容が特徴です。

特にこの本の魅力は、思考を一歩一歩ガイドしてくれるところです
初心者でも理解しやすい構成になっており、難解な理論や専門用語が並ぶのではなく、クリティカル・シンキングの基本を、誰でも実践できる形で解説してくれています。
特に問題解決力を高めたい、論理的に物事を判断できるようになりたいという女性にとって、すぐに役立つ実用書としておすすめです!

④入社1年目で知っておきたい クリティカルシンキングの教科書 山中 英嗣 (著)

この本は、特に新社会人やキャリアのスタートを切ったばかりの人向けの書籍ではありますが、
新しい仕事で初めて直面する難しい課題や、様々な意思決定の場面で、
どのようにクリティカル・シンキングを活かせば良いかを具体的に教えてくれるので、
新しい職場や環境に直面した30-40代女性にもぜひおすすめしたい書籍です。

この本の魅力は「どうしてこれが重要なのか?」という新入社員が抱く疑問に答えながら進んでいくところ。

新入社員でもわかりやすい言葉で書かれており、初めての職場での不安を解消し、自信を持って自分の意見を発信できる力を養うことができます。

職場での問題解決や人間関係の調整など、仕事におけるリアルなシチュエーションを通して学べるので、新しい環境に直面している女性にはぜひ手に取ってほしい一冊です。

⑤実践型クリティカルシンキング』佐々木裕子 (著)

この本では「実践に重きを置いたアプローチ」として単に理論を理解するだけでなく、
実際にビジネスシーンや日常の問題にどう活用するかが細かく解説されています。

特に、クリティカル・シンキングを使って課題に取り組む際に、どのような順序で考えてどのように行動に移すべきかについての具体的なプロセスを解説してくれています。

職場やコミュニティでのリーダーシップやマネジメントのスキルを伸ばしたい女性にとっては、
ぜひ読んでいただきたい書籍です。
リアルなシチュエーションでどう活かすかが身に付きますよ。

30代女性がクリティカル・シンキングを日常に活かすには?

クリティカル・シンキングは、
ビジネスだけでなく日常生活の様々な場面でもとっても役立ちます!

例えば、買い物や家族との会話などの意思決定の際に、
感情に流されず事実を冷静に判断することで、より効果的な選択ができるようになります。

具体的には、大きな買い物をする時や家族や友人との重要な話し合いで、
冷静に状況を分析し、感情や偏見に惑わされずに最適な選択ができるようになります。

どうしても感情に流されやすい場面でも、
「本当にこれが最善の選択なのかな?」とご自身に問いかけることができれば、後悔の少ない意思決定が可能になっていきますよ。

わたしたち30代以上の女性は特にさまざまな役割を同時に担っていて、常に複数の選択肢に向き合う場面が多いと思います。

そんな日常にこのクリティカル・シンキング思考法が特に重要になってくるのです。

この記事でご紹介した本をぜひ1冊でも手に取ってみていただき、
日常生活にクリティカル・シンキングを自然と取り入れて、効率よく解決策を導き出す力を養うことで、
あなたの毎日をもっと納得のできるものにすることができると思います!

まとめ:クリティカル・シンキングをぜひ身に着けよう

今回の記事では、わたしたち30代以上の女性にとって重要なクリティカル・シンキングの基本と、
それを学ぶためにおすすめの本をご紹介しました。

クリティカル・シンキングは、今後より一層、私たちの日常生活やビジネスの場面で大いに役立つスキルです。

おすすめさせていただいた本を通じて、ぜひ基礎や思考方法を学び、
ビジネスでのキャリアや、プライベートでより良い選択ができるように、
ぜひクリティカル・シンキングを実践してみてくださいね。

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この記事を書いた人

お金と時間を最小限に、独学での資格取得が趣味のフルタイムワーカー。
社会人になってから取得した資格は多岐にわたり、
TOEIC、ITパスポート、MOS、秘書検定、色彩検定、生命保険募集人、損害保険募集人といったビスネス系から、
ネイリスト検定、ジェルネイル検定、化粧品検定、カラーコーディネーター検定など、アート系資格も取得。
30代最後の年に転職成功、まだまだやれることを実感。
実際の体験を元に、リアルなキャリアアップや自己成長情報を発信しています。

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